しゅくたんひろば2月講座「モンテッソーリの子どもの見方を学ぶ」
2月27日(月)「モンテッソーリの子どもの見方を学ぶ」と題して、児童教育学科早田由美子先生による講演が行われました
0歳から1歳の子どもを育てる8名のお母さん方が参加され、和やかな雰囲気でお話が始まりました。
大人には不可解な行動にみえる子どもたちの行為や何度も何度も繰り返される遊びについて、大人の基準で「うちの子は何をしてるんだろう」と考えるのではなく、子どもたちがやりたいことを、自分で選び、決めることが大切であることをお聞きしました。
モンテッソーリ教育を実践する幼稚園などで、実際に遊ぶ子どもたちの画像なども見せて頂き、自分で選んだ遊びに熱中する子どもたちの真剣さや集中している表情に我々大人の気持ちも大変引き込まれました。モンテッソーリの教育を受けて育った子どもたちのその後の調査でも「考える子ども」「集中する子ども」「人に対する配慮や協力のできる子ども」が育っていることをお聞きして、家庭でも少しでも実践したくなりますね。
お話の後は、早田先生が見せてくださったモンテッソーリ教具に実際に触れて、家庭の中でも工夫してどんな風に取り入れていくことが出来るのかを教えて頂きました。 最後は、子どもに任せる遊ばせ方についてなど、日々の生活の中で感じているお母さん達の思いが、具体的な質問となってたくさん出てきました。
時間の流れの速い現代に、子どもが自分で発見し、それに熱中するプロセスを温かい気持ちでじっくり見守ることは、親としてもどう子どもと向き合うかを日頃から考えておかないとなかなか実現することが難しいですね。けれどもそれがとても大切なことなのですね。時間のたつのがあっという間に感じられる、ホットな講座となりました。