お知らせ

2015年03月10日

しゅくたん広場2月講座「心理学シリーズ~粘土であそぼう~」

神戸教育短期大学

しゅくたん広場2月講座「心理学シリーズ~粘土であそぼう~」

2015年2月27日、定期講座『心理学シリーズ 粘土で遊ぼう』の講座を開催致しました。シリーズ2回めの体験とあって、なごやかな雰囲気でスタートです。

 今回使用した粘土は木材を素材としており、こねているうちにふわっと木の香りが漂ってきます。

 粘土板の上でころころ転がしたり、はじめはちょっと遠慮がちにバンバンと打ち付けたり、伸ばしたり、丸めたり、粘土と遊んでいるうちに少しづつ手に馴染んできたところで、さあ“わたし”を作ってみましょう・・・・「え〜〜」というメンバーのお母さんたちの声がもれるなか  すこしづつ粘土をとおして静かに自分と向き合う時間が流れていきました。

 今回は自分の作品をお隣のメンバーと交換して、ちょっと他者の手が加わると“わたし”がどんな風に変化するのか、また、作品が戻ってきた時にそれを自分のなかにどんな風に取り込んでいくのか。<私>は自分一人では成り立たないものですが、粘土という作品をとおしてそんな感覚を体験してみました。

 そして、今回はお隣の部屋では、広場の井上主任・保育アドバイザーと子どもたちとなにやら楽しい遊びが展開したようです。扉でしきられた向こうの部屋から、ときおり聞こえる子どもたちの楽しそうな笑い声を聞いて、母さんの見えないところでもちゃんと元気に過ごせる子どもたちの姿が感じとれました。子どもとお母さんがちょうど良い心の距離をおだやかに体験し、積み重ねていけると親も子もそれぞれに成長していけますね。

 また次回が楽しみです。

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