教育方針
広い視野と自己表現力ならびに精神的自立心の涵養につながる3つのポリシーを以下に定める。
アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)
こども学科は、「心・体・知・技」のバランスのとれた心豊かな思いやりのある保育者・教育者の育成を目指し、専門的な知識、実践的な能力および情操を身につけようと積極的に取り組む姿勢、熱意をもち、社会に貢献する意欲のある人を求めている。
1.保育、教育に興味・関心があり、自ら積極的に子どもと関わろうとする熱意がある人。
2.専門的な知識を身につけるために必要な基礎的能力を備えている人。
3.保育、教育に関する専門的知識・技能を身につける意欲がある人。
(1)子ども学ゼミや実習指導などの授業において得意分野を伸ばし、より専門的な知識・技能を修めることに関心がある人。
(2)保育に関する技能(音楽・造形・体育など)をのばす授業において実践力を身につける意欲がある人。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
こども学科は、ディプロマ・ポリシーを実現するため、カリキュラムでは「情意」、「認知」、「技能・活動」の3領域を設け、教養教育科目と専門教育科目を系統的、段階的に配置している。
なお、子ども学ゼミは「音楽・造形・体育」の基本3技能に関する科目とともに、在学期間を通じて恒常的に実践力を習得できるようになっている。
科目配置表には、専門教育科目、教養教育科目および子ども学ゼミ(1回生・2回生)が記載されている。受講者は、資格および免許に関する必修・選択科目を修めることにより、保育士資格、幼稚園教諭二種免許状を取得することができる。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
こども学科は、次の3領域にわたり幼児の教育に関する専門的知識と技能を修め、保育者・教育者としての幅広い知識と豊かな教養を身につけるとともに、キリスト教教育を通して人権を尊重し、社会に貢献することのできる人に対して、短期大学士(こども学)を授与する。
3領域における到達目標は以下のとおりである。
<情意的領域(関心・意欲・態度)>
- 1.愛と誠実さをもって、人間を尊重し、行動することができる。
- 2.保育者・教育者として、自分の役割を自覚し、子どもの最善の利益を追求することができる。
<認知的領域(知識・理解・思考・判断)>
- 3.保育者・教育者として、幅広い教養を身につけている。
- 4.自ら設定した課題について、保育学・教育学・心理学・社会学などの研究方法を用いて考察することができる。
<技能・活動的領域(技能・表現)>
- 5.子どもの感性や個性を大切に育てるための保育に関する技能(音楽・造形・体育など)の実践力を身につけている。
- 6.子ども学ゼミや実習指導などの授業によって習得した技能を保育・教育の現場に用いることができる。