保育士の仕事には、その職業・職場環境ならではの「あるある」があります。保育士だからわかる仕事中やプライベートのあるあるは、その職業を知るきっかけの1つとなります。これから保育士を目指す人は「保育士あるある」をチェックし、実際に働いている人がどんなことを感じているのか把握するのがおすすめです。
本記事では保育士あるあるについて、さまざまなパターンを解説します。保育士事情を知るよいきっかけになるので、ぜひ1度どんなあるあるが有名なのか確認してみてください。
目次
保育士のあるあるを厳選してご紹介!
保育士の仕事には、ほかにはない「あるある」がたくさん存在します。独自のあるあるを参考にすることで、保育士の仕事をより身近に感じやすくなるでしょう。
こどもの言いたいことが何となくわかるようになる
こどもの言いたいことや要望が何となくわかるようになるのは、保育士のあるあるの1つです。毎日接しているこども気持ちは、言葉を介さなくても把握できるケースが増えます。声のトーンや表情を見ただけで、「〇〇がしたいんだな」「〇〇なことが不満なんだな」と、気持ちを察して対応できるようになる保育士も多いです。そうやって意思疎通がスムーズにできるこどもが増えると、仕事をスムーズに進めやすくなるでしょう。
知らないうちに体があざだらけになる
保育士の仕事をしていると、「気づいたときには全身あざだらけになっている」なんてこともしょっちゅうあります。どこでぶつけたのか、何が原因なのかもわからないうちに、どんどん体にあざが増えていくことも珍しくありません。もちろんケガには注意が必要ですが、仕事に支障がないレベルのあざは、ある種保育士として一生懸命働いている証になります。「こんなとこにもあざがついている」と何だか嬉しくなってしまうのも、保育士のあるあるです。
肩こりや腰痛に悩まされる
保育士の多くが、肩こりや腰痛といった痛みに悩まされています。こどもの目線に合わせて体を屈ませたり、重いものを持ったりすることも多いため、自然と腰に負担がかかります。連絡帳などの書き仕事も多いため、ケアをしないと肩こりがひどくない、人によっては頭痛などにつながるケースもあります。そんな体の痛みが悩みになることもまた、保育士のあるあるになります。肩こりや腰痛は放置していると、より大きなトラブルにつながる可能性があります。そのためこまめにマッサージや整体に行き、体調を整えるのがポイントです。
こどもたちから教えてもらうことが多い
保育士は仕事をしている最中に、こどもたちからたくさんのことを教えてもらえます。例えば最近流行っているアニメやおもちゃなど、こどもたちのなかのトレンドを積極的に知れる機会は多いでしょう。「先生は知ってる?」というかたちで、ちょっと大人びたことを聞いてくるパターンもあります。内容によっては回答に困り、上手くかわす必要があるケースもあるでしょう。そういったこどもたちとの会話の駆け引きが楽しめる点も、保育士ならではのあるあるであり魅力です。
気づいたらポケットがパンパンになっている
気づいたらズボンやエプロンのポケットがパンパンになっているのも、保育士あるあるです。あとで捨てようと思っていたゴミや、誰かの落としもの、こどもからもらった可愛らしいプレゼントなど、いろいろなものがポケットで眠っているケースも多いです。忙しいとついいろんなものを詰め込んでしまいがちですが、大事なものを間違って捨てないように、ポケットごとに入れるものを分別するのがポイントです。特にこどもからのプレゼントや預かりものは、捨てないようにきちんと保管するとよいでしょう。
自分の食事時間が短くなる
自分の食事時間がどんどん短くなっていくのも、保育士のあるあるです。食事中もこどもたちのお世話が欠かせないため、ゆっくりと食事を楽しめるケースは少ないです。そのため仕事に慣れるほど食べるスピードが上がり、短時間で食事を終えられるようになるでしょう。早食いの癖は、プライベートでも出てしまうことがあります。休みの日くらいは落ち着いて食事を楽しめるように、スピードをコントロールするのがおすすめです。
こどもからの些細な優しさが心に染みる
保育士の仕事は大変なことが多く、ときには気持ちが落ち込むこともあります。しかし、そんなときにこどもたちから優しい言葉をもらうことで、気持ちが復活するのも保育士の仕事あるあるです。こどもたちも先生の様子をしっかりと見ているため、元気がないのを察知しているのかもしれません。優しいこどもはそんな先生に声をかけてくれることがあるため、保育士としては本当にありがたいと感じられるでしょう。
トイレに行きたいタイミングを見抜けるようになる
保育士として毎日働いていると、トイレに行きたいこどもが自然と見抜けるようになってきます。「何だかそわそわしている」「落ち着きがなくなってきた」など、様子が変わったこどもに目が行きやすくなるため、慣れてくるとスムーズにトイレ対応ができるようになるでしょう。こどもたちのなかには、トイレに行きたいことを伝えづらいと感じている子もいるため、さりげなくサポートしてあげるのがポイントです。
休みの日もこどもの声に敏感に反応してしまう
保育園が休みの日も、自然とこどもの声に反応してしまうのも保育士あるあるです。「何かあったのか」と驚いてから、「今日は休みだった」と気づくパターンも多いでしょう。いわゆる保育士の職業病であり、ある意味で仕事に集中できている証拠だと言えるでしょう。ただし、休み中もずっとこどもの声を気にしていると気持ちが休まらないため、しっかりとリラックスする時間をつくるのがコツです。
まとめ
保育士の仕事や職場環境には、独自の「あるある」があります。どんなあるあるがあるのかを知り、具体的な仕事内容や働き方のコツを把握するのも1つのポイントです。これから保育士を目指す人は、この機会にあるあるをチェックして職業への理解度を深めておくのがおすすめです。そしていつかは自分も保育士になり、上記のようなあるあるを実感できる人材になれるように頑張りましょう。