教員紹介

(2023.5.1現在)

院長 樋口 進(教授)

主な担当授業科目

  • キリスト教学

学生へのメッセージ

短大の教育理念である「愛と誠実」を身につけていい保育者になるように切磋琢磨して頂きたいと思います。

学位

博士(神学)

専門分野

  • 旧約学

研究テーマ

  • 古代イスラエル(旧約聖書)における歴史と思想
    夙川学院の教育理念は「イエス・キリストの教えを根本とし、正義と平和を愛する徳の高い人を育てることを目的とする」であり、夙川学院短期大学(神戸教育短期大学)の教育理念は「愛と誠実」であるが、これらはすべて旧約聖書の思想の影響が大きい。とりわけ、イエス・キリストの思想に大きな影響を及ぼしたのは、古代イスラエル預言者であるので、預言者の思想を社会史的な方法を用いて研究している。また、古代イスラエルの社会における教育についても古代オリエントにおける教育との関連で検証している。

研究業績


学長 三木 麻子(教授)

主な担当授業科目

  • 文章のトレーニング
  • 絵本講座Ⅰ、Ⅱ
  • 国語

学生へのメッセージ

保育者にとって大切なことのひとつは「言葉」を大切にし、丁寧に伝えることです。語彙を増やし、豊かな表現をするためにも「読む」ことを苦手としないでください。保育に重要な役割を持つさまざまな「絵本」を知って、子どもたちと一緒に楽しみましょう。ワクワクどきどきの体験の共有が、よい思い出となり、本の世界への入り口ともなります。

学位

博士(文学)

専門分野

  • 日本文学(古代・中世の和歌と歌論)

研究テーマ

  • 平安時代から鎌倉時代前期にかけての和歌と歌学を研究しています。
    歌ことばから捉える和歌史を主題として、和歌に用いられる表現技巧や方法、また、その研究書である歌学書を研究対象としており、「私家集」・「歌合」などの作品研究や注釈を通じて、平安前期、宇多院歌壇の歌合研究や源実朝・順徳院の作家論に取り組んでいます。
    一方で、認定絵本士養成講座を本学で2020年度より開講しています。本学教員と現場で絵本と関わるさまざまなゲスト講師とで絵本の魅力を広く伝え、学生の皆さんが保育の現場や子どもたちの前でそれを共有できるようにしたいと願っています。
    表現研究は対象作品を限りません。古典であっても、現代の作品であっても、絵本であっても、作者の表現意図を正確に汲み取り、表現に感動し、共感することが読書の楽しみとなります。そのためには知識を身につけることも必要であり、知的理解の上にはさらに文学が感動の源となることを伝えてゆきたいと思います。

研究業績


学務部長 井本 英子(教授)

主な担当授業科目

  • こどもと音楽Ⅰ、Ⅱ
  • 保育内容・音楽表現Ⅰ、Ⅱ
  • こども音楽療育概論
  • リトミック

学生へのメッセージ

音楽を使って表現豊かな楽しい保育ができるように、皆さんをサポートします。多彩な音楽を学び、スキルアップしていきましょう。

学位

学士(芸術学)

専門分野

  • 音楽
  • 音楽教育

研究テーマ

  • 「活用できるピアノ演奏のための作曲・編曲法」「成人の鍵盤楽器上達のための効果的な方法」「ジャンルを超えた自由で多彩なピアノ演奏及びアレンジの探求」ピアノを使ったいろいろな音楽活動の中で美しく実践できる題材を研究している。演奏者の技量に合わせた楽曲アレンジを考え、様々な音楽経験・ピアノ演奏技量の学生、教員、保育士等の方々に提供しその効果を検討、考察している。また、ピアノ演奏技術上達のための効率的なアプローチの仕方を研究し、学生の技術向上を実践している。

研究業績


岩本 健一(准教授)

主な担当授業科目

  • 社会福祉
  • 保育実習指導ⅠB
  • 保育実習指導Ⅲ

学生へのメッセージ

保育士養成のうち福祉にかかわる授業を通して、みなさんが社会的養護に興味をもち、問題意識をもって学生生活を過ごしてほしいです。子どもにも保護者にも自信を持って対話できる保育者を目指して頑張りましょう。

学位

修士(社会福祉学)

専門分野

  • 社会福祉学のうち、社会的養護を中心とした子ども家庭福祉学。

研究テーマ

  • 社会的養護で暮らす子どもの余暇支援の研究
  • 施設実習における学生のモチベーション向上のためのカリキュラムの研究

研究業績


植田 瑞穂(講師)

主な担当授業科目

  • 保育内容・人間関係
  • 教育心理学
  • 子ども家庭支援の心理学
  • カウンセリング特論
  • 幼児理解の理論及び方法
  • 臨床心理学

学生へのメッセージ

私たち人間は成長や加齢に伴って日々変化していきます。このような発達による心や行動の変化を捉えることは、子どもや子育て家庭を理解する上でとても大切なことです。心理学的な視点を保育や幼児教育の実践に生かすことを目指して、一緒に学びましょう。

学位

博士(心理学)

専門分野

  • 発達心理学
  • 教育心理学
  • 臨床心理学
  • 発達支援

研究テーマ

  • 泣いている人を見てもらい泣きしたり、映画の感動的なシーンを観て胸が熱くなったりすることを「共感」と言います。これまでの研究では、大人だけでなく、小さなお子さんも他者に共感することがわかっています。幼児期の共感的な行動が発達とともにどう変化するのか・どのような要因が影響するのかということについて、研究を行っています。特に、他者の喜びなどポジティブな感情に対する子どもの共感的な行動について焦点を当てて、実験や調査によって検討しています。

研究業績


川谷 和子(講師)

主な担当授業科目

  • 保育原理
  • 保育・教職実践演習
  • こどもと人間関係
  • 保育実習指導Ⅱ
  • こども学ゼミ

学生へのメッセージ

子どもがさまざまなことに興味・関心を示す姿はとても躍動的で感動します。保育は、そのような子どもの育ちを支える仕事です。保育のおもしろさ、奥深さを一緒に探求していきましょう。

学位

修士(学術)

専門分野

  • 乳幼児の発達と保育
  • 発達相談
  • 子育て家庭支援

研究テーマ

  • 子どもの非認知的能力の発達と養育者の敏感性に関する研究
  • 子どもと保護者の関係性構築に着目した地域子育て支援に関する研究
  • 保育者養成課程における「質の高い乳幼児期の保育」と「学生の実習のあり方」に関する研究

研究業績


川野 裕姫子(准教授)

主な担当授業科目

  • 保育内容・身体表現Ⅰ、Ⅱ
  • 保育内容・健康Ⅱ
  • こどもと表現
  • 幼児体育Ⅰ
  • 生涯スポーツA

学生へのメッセージ

子どもは跳んだり、跳ねたり、走ったり、踊ったりすることが大好きです。皆さんも本学で、子どもと一緒に遊ぶことを心から楽しめる保育者を目指して頑張りましょう。

学位

学士(体育)

専門分野

  • 体育測定評価
  • 体育学(生涯体育)
  • 教育学(幼児教育)
  • 舞踊教育

研究テーマ

  • 「保育養成校の学生における生活習慣とストレスに関する研究」
    保育の教育現場に携わるような、対人援助業務を主とするヒューマン・サービス従事者のストレスは高いことは明らかとされている。将来保育者を目指す学生にとってもストレスとその対処法は重要であることから、今後の教育現場に活かせるように、ストレスに関する研究を進めていきたいと思っている。
  • 「子どもの身体表現に関する授業内容と動きの指導法」
    保育者を目指す学生において、子どもの年齢に応じた身体表現の指導に関して自信が持てず困難な現状である。そこで、学生がこの課題を克服すための授業内容の展開や自信を持たせるための動き方の指導方法の研究を進めていきたいと思っている。

研究業績


学科長 辻本 恵(准教授)

主な担当授業科目

  • 保育内容・造形表現Ⅰ、Ⅱ
  • 図工演習

学生へのメッセージ

子どもののびのびとした、その子なりの表現を支え、子どもと共に表現を楽しめる保育者を目指して頑張りましょう。

学位

修士(芸術学)

専門分野

  • 美術
  • 造形教育

研究テーマ

  • 子どもの造形活動や保育者養成の造形教育の研究を通して、作り出す喜びを味わう授業、アートによる教育の可能性を探っています。

研究業績


中塚 志麻(准教授)

主な担当授業科目

  • 特別支援教育概論
  • 子育て支援
  • 子ども学ゼミC
  • 障害児の心理

学生へのメッセージ

「発達障害」「アタッチメント」をキーワードに、現場に役立つ知識・支援を一緒に学んでいきます。
子ども達の「ええとこ探し名人」になりましょう!!

学位

修士(学校教育学)博士(保健学)

専門分野

  • 特別支援教育
  • 障害児の心理
  • 子育て支援
  • 発達支援
  • 心理相談

研究テーマ

  • COVID-19に対する連合的スティグマを軽減するレジリエンスプログラムの開発(JSPS科研費領域番号21K02684)
  • スマホ育児に関する研究
  • リスク教育に関する研究

研究業績


弘田 みな子(講師)

主な担当授業科目

  • 教育原理
  • 教職総論
  • 教育課程論
  • 教育方法論
  • 保育内容・言葉Ⅱ

学生へのメッセージ

私たちは生まれてから、ひとつひとつ「言葉」を獲得しながら成長していきます。その過程で、絵本やお話を読んでもらったり、自分で本を読んだり、文章を書いたり、友達と話し合ったりしながら、自分自身の感情や考えの「素」が育てられていきます。特に保育者や教員という仕事は、子どもと接するなかで、「記録」を書いたり、子どもの「声なき声」を聴き取って言葉につなげたり、子どもたちの話し合いをファシリテートしたりするなど、「言葉」に関わる場面の多い仕事でもあります。子どもや保育・教育について学んでいく過程で、皆さん自身の「言葉」をさらに深めていきましょう。

学位

修士(教育学)

専門分野

  • 教育哲学
  • 教育学
  • 幼児教育学

研究テーマ

  • 子どもと保育者・教員が共に主体的である保育や教育に関する研究
  • 子どもの話し合い活動(子ども会議・子ども哲学等)、そのファシリテーションのあり方に関する研究
  • 「生活綴り方」や作文教育が持つ人格形成的側面に関する研究

研究業績


保田 恵莉(教授)

主な担当授業科目

  • こどもと言葉
  • 教育実習
  • 子ども学ゼミ
  • 保育実習指導ⅠA
  • 保育内容・言葉Ⅰ
  • 保育・教職実践演習

学生へのメッセージ

子どもの心に寄り添う保育には苦心も多くありますが、かけがえのない愛と感動が得られます。キリストの基に世界平和を祈りながら授業を通して多様な知識と技術を習得し、理想の保育者を目指していきましょう。

学位

博士(社会福祉学)

専門分野

  • モンテッソーリ教育学
  • 幼児教育学

研究テーマ

  • 幼児教育の追求とモンテッソーリ教育‥現代、モンテッソーリ教育が再び注目されている。幼児教育への関心の高まりと先進国各国で行きづまった教育の方向模索の中で、再評価され始めているのである。モンテッソーリ教育そのものというよりも、今日の教育観、子ども観に「人格形成」の確立を迫るものとして、0歳からの尊い命の重要性と言葉掛け、保育の可能性を追求している。近代以降の教育思想の歩みの中で、幼児教育の未来を考察し、モンテッソーリの唱えた子どもの創造的使命擁護の方法が、今日こそ必要性を増していることを考察する。

研究業績


山岡 伊公子(講師)

主な担当授業科目

  • 教育実習事前事後指導
  • 保育内容「人間関係」
  • 保育内容「表現」
  • 保育実習ⅠA
  • 保育教職実践演習

学生へのメッセージ

「保育者になる」という夢を叶えるための全面的支援をしたいと思いますので、仲間や教員とともに学びを深めて魅力ある保育者目指して頑張りましょう!

学位

修士(学校教育学)

専門分野

  • 幼年教育
  • 子育て支援

研究テーマ

  • 実習の実効性、保育者の資質・能力について、愛着関係

研究業績


図書館長 山本 章雄(教授)

主な担当授業科目

  • こどもと健康Ⅰ
  • こどもと体育Ⅰ、Ⅱ
  • 子ども学ゼミC、D

学生へのメッセージ

こども達の「楽しみ」にはいろいろなものがあります。音楽を楽しむ。どろんこ遊びを楽しむ。お絵書きを楽しむ。こうした「楽しみ」の中に「体を動かすこと」も含まれており、たくさんのこども達が行っています。しかし、この「楽しみ」を安全に、有意義に、お友達や仲間と一緒に行うためには、「知っておくべき事柄」「注意すべき事柄」「守らないといけない事柄」があります。特に、保育者を目指す皆さんは、このような知識や実践力をしっかりと学び、身に付け、こども達が笑顔で活き活きと「身体活動」ができるように手助けをしてあげることが大切となります。自分自身も「身体活動」を楽しみ、こども達と仲良く運動を行いましょう。

学位

学士(体育)

専門分野

  • 健康・スポーツ科学
  • スポーツマネジメント学

研究テーマ

  • (1)「子どもあそび・スポーツ活動を成立させる要因の構造論的研究」
    遊びやスポーツを合理的・効果的に実施するためには成立要因である「内部構造」を明確にし、その内容を充実させる方法論の確立が必須であり、これを解明するための研究を行っている。また、遊びやスポーツを支える「外部構造」についても研究を行い、活動の質を高めるために必要な支持要因やその下位構造についての検討を行っている。
  • (2)「健康概念の歴史的推移およお現代における健康の意義の研究」
    現代社会では「健康」であることが生活の質的向上を目指す上で大切な要因となり、時として「健康という病」と称されるように過剰な「健康崇拝」「健康執着」が起こっている。この原因や今後の「健康」のあり方を検討するため、歴史的推移の分析を基礎とし、社会の様々な状況を検証する研究を行っている。また併せて、「健康教育」に不可欠である「ヘルスリテラシー」の研究も行っている。

研究業績


朝倉 民枝(客員教授)

学生へのメッセージ

物語をつくり語る楽しみを味わいましょう。ICTの使いどころを知り、子どものための活動をデザインし実践してみましょう。子どもの創作活動に寄り添い、子どもが力を伸ばす場に立ちあえることは、保育者にとっても喜びです。

学位

学士(教育学)

専門分野

  • 美術教育
  • ICT教育
  • ソフトウェア開発

研究テーマ

  • ICTを活用した物語づくり
    子どもたちに、絵本を読んでもらう楽しみに加えて、絵本をつくり語る楽しみも味わってほしいと願い、物語づくりの支援を行っている。ともない、ソフトウェアも開発した。絵や音声も総動員するインタラクティブな創作は、画材を未だ上手く扱えなかったり文字の存在を知らない幼児にとっても自由度が高く、従来の手法では表出の難しかった心の内の物語を外化することができる。発達に凹凸がある、闘病中や病後である、あるいは、外国ルーツで日本語につまずきがある等さまざまな困難を抱えた子どもたちとも、物語づくりを行っている。子どもたちが、それぞれの本領を発揮し幸せに生きられるよう、ナラティブモードの物語づくりで支援したい。そのための、より良い活動やソフトウェアのデザインを検討、研究し、改善を続けている。
    将来保育者となる学生にも、ICTを適所に配した活動デザインは子どもたちの生来の力を引き出し、言葉と物語の喜びが子どもたちの生きる力を育むことを、実践を通して実感してほしい。

研究業績


杉本 正和(客員教授)

学生へのメッセージ

広い視野で学びを深めなければ、子どもたちの好奇心を満足させる保育はできません。「保育園や幼稚園の先生になる!」という想いを忘れることなく、生涯にわたり、いろんな領域に積極的にチャレンジを重ねてほしい。

学位

学士(教育学)

専門分野

  • 幼児教育
  • ICT活用
  • 科学遊び

研究テーマ

  • ハイブリッド保育〜9割のアナログ保育と1割のデジタル保育〜
  • 保育カリキュラム
  • 保育内容
  • 働き方改革
  • 伝統的保育と先進的保育を融合し、好奇心を高め、探求心を育む保育内容を創造し実践を重ねる。

研究業績